ハウリングが起こる要因
ハウリングは、耳栓と耳の間から音が漏れてしまっていることが原因で起こります。 補聴器の基本的な役割は、音を大きくすることです。補聴器で大きくなった音が、耳栓と耳の間から漏れ、その漏れた音を補聴器が拾い、さらに音を大きくする。しかし再びその音は耳栓と耳の間から漏れ、また補聴器がその音を拾う・・・という繰り返しが起こってしまうのです。
補聴器を装用してハウリングが起こる場合。
1つ目は、耳栓がきちんと耳に装着されていない場合。きちんと耳に装着がされていないと、耳と耳栓の間に隙間があるため、音が漏れてしまいます。「きちんと装着しているつもりなのに…」という方は、本当に正しくきちんと装着されているかを販売店に相談してみるとよいでしょう。
2つ目は、耳にあっていない場合。特に耳あな型の場合、耳の穴の形をとって補聴器をつくります。耳の形は変わります。そのため、型をとったときから何年か経過すると、耳と形が合わずにハウリングが起こりやすくなってしまうことがあるのです。この場合、もう一度型を取り直す必要があります。
ハウリングが起こりやすい状況
帽子やヘルメットを被る |
横になったり、枕などに頭を乗せるとき |
服を着るとき |
顔の表情を大きく動かした時 |
スポーツをした時 |
手に耳を近づけた時 |
狭い空間に入った時 |
防ぐ方法は?
耳を密閉する、音を漏れないようにする |
→ただしこもり感が出る場合がある |
補聴器の音を下げる |
→音が下がるので聞こえに影響する場合がある |
補聴器に搭載されているハウリングを抑える機能を設定する |
※ 補聴器メーカー 又は機種によりハウリングを抑える方法(機能)は異なる |