最近、お客様の問合せで最も多いのが、
「最近、聞こえが悪くなったから、そろそろ補聴器をつけないといけないかな?」とか「マスク越しの声が聞きづらい、難聴になっているのかな?」 というもの
そこで聴力を測定してみても補聴器を必要としているほどの難聴ではない。
では、なぜ聞こえづらさを感じるのか?
以下の理由が考えられます。
〇ソーシャルディスタンスの確保による話者との距離
ソーシャルディスタンスの確保により話者との距離が広がる為、声が小さくなって聞こえてきます。また店などではパーテーションやビニールシートで音声が遮断されてしまいます。
○マスク着用により話者の言葉が聞きづらくなった。
マスク越しの声は、高い音域がマスクにより減衰されてしまうので、言葉の明遼度が下がってしまいます。
とりあえず聴力測定をしてみた。
コロナ禍以前は 、本人はあまり自覚がありませんでしたが、とりあえず 聴力測定をしてみると軽度難聴~中等度難聴だったという場合があります。
コロナ禍でのマスク装用がきっかけで”聞こえづらさ”を自覚するようになり補聴器装用を意識し始めた。難聴にだったのでマスク越しの会話以外にも普段の会話で聞き返しが多かったり、少し距離が離れていると聞こえづらさを感じることがあったと考えられます。
補聴器を装用してみる
補聴器を聴力に合わせて調整をします。
補聴器は低域 中域 広域の音を何分割かに分けて補いたい音域のみを拾うように調整ができます。
※詳しくは、「補聴器のチャンネルとは」で解説しています。
https://nihon-hotyouki.com/wp/%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%8d%e3%83%ab%e6%95%b0%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/
下記のケースは補聴器を装用しても効果が感じられないケースです。
補聴器の効果を感じにくいケース
●(広い会議室での)遠くの人の会話 ※2メートル以上
●他人同士の会話
●隣の人のコソコソ話
●雑音が多い場所での会話
●話者の話し方で、滑舌が悪い・声が小さい・早口などはっきりしない口調
マスクをしている話者が気をつけるべきこと
○はっきり、ゆっくり話す
○正面で話す
○なるべく静かな環境で話す
○最低限の距離を保ちながらなるべく近くで話す
※話をする側も気をつけないといけません。